【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
輪郭は、細長く、
目は、小さく一重で腫れぼったい瞼…、
その目は、角度によっては、鋭く見えた。

鼻は、上をむいて正面から見ると鼻の穴が、丸見えだった。

髪の毛は、生まれつき強い天然パーマで、セットをしても、すぐに、くずれて、ボサボサだった。

そして、私は、気づいた!

いつも笑い者やバカにされ、汚いゴミと言われる理由…、

それは、私の“顔”だった。


それから、顔を見られるたびに
“ブス”“妖怪”と言われ、

教室や廊下を通るたびに、笑われるようになった。


耳をふさいでも、
あちこちから聞こえてくる言葉…。

笑い声…。


「もう何かも嫌だよ…」


クラスの女子の間でも私の顔の話は、
ちょっとした笑いのネタになっていた。



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