黒衣の牙狼
「へ、へぇ〜」
太った男は、自分たちが2人で夜の繁華街を歩いている事に気づいた
(ま、まぁ・・・あゆむさん強いし平気か)

あゆむが立ち止まる
「なんかいっぱい食べたから、おなか痛くなってきた」

「えッ!?」
太った男があたりを見渡す

トイレを借りられそうな店は・・・ない

「さっきのコンビニに戻ります?」

「ごめんね。そうしてくれる?」

2人はやってきた道を戻り始めた

― 目の前に、5人ほどの男たちが立ちはだかった

「ちょっと来てくれる?」
バンダナを巻いた男が、親指で路地裏を指し示す
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