黒衣の牙狼
「いつ来ても羨ましいですよ」
部屋に通された男が、白い室内を見回す
「10代でこんなマンションに一人暮らし出来るなんて」
「親が無関心なだけさ」
竜崎は冷蔵庫から、海外産のカクテル缶を取り出した
部屋とは対照的に、全身黒い服に身を包んだ来訪者に「飲むか?ヒビキ」
と差し出す
「いただきます」
ヒビキと呼ばれた男の、透き通る様な色白の顔が竜崎に向けられた
「蘇我さんが動き出した様です」
「・・・そうか」
竜崎は表情を変える事なく、グラスにカクテルをそそぎ始める
「予想してらしたんですか?」
「まぁ・・・な。」
部屋に通された男が、白い室内を見回す
「10代でこんなマンションに一人暮らし出来るなんて」
「親が無関心なだけさ」
竜崎は冷蔵庫から、海外産のカクテル缶を取り出した
部屋とは対照的に、全身黒い服に身を包んだ来訪者に「飲むか?ヒビキ」
と差し出す
「いただきます」
ヒビキと呼ばれた男の、透き通る様な色白の顔が竜崎に向けられた
「蘇我さんが動き出した様です」
「・・・そうか」
竜崎は表情を変える事なく、グラスにカクテルをそそぎ始める
「予想してらしたんですか?」
「まぁ・・・な。」