黒衣の牙狼
竜崎は長い黒髪をなびかせながら、ソファに腰をおろした
「他の幹部の動きは?」

向かいに座ったヒビキが
「実は先日、白夜さん火我さんをのぞく幹部で、秘密裏の集まりがありました」

「ほぅ」
竜崎が指を組んだ
「5人でか・・・当然お前も参加したんだろう?」

ヒビキが静かにうなずく
「僕も7幹部の1人なので」

「結果は?」

「蘇我さんが動いた事で、竹虎(タケトラ)さんが」

「・・・・・・信長か」
竜崎はクスリと笑った
「おもしろい事になりそうだな」

「笑い事じゃありません」
ヒビキがピシャリと机をたたく
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