黒衣の牙狼
「ナメてんのかッ!?」

「待ってろ!今から行くからよッ!」

次々に立ち上がる男達

だが、酒のために足取りはおぼつかない

「僕が行きますよ」
カウンターに座っていた蘇我が手をあげた
「幸い、そんなに飲まなかったので」
店内を見渡す
「他に酔ってない人がいたら・・・」

「おぉーッ!オレ平気だぜ!」

「俺も!」

「酒飲めない体質で良かった」

数人が名乗りを上げた

「俺は酔ってても行くッ!」
顔の赤い弐社が仁王立ちする

「心強いです」
メガネを指で押し上げ、蘇我は微笑した

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