黒衣の牙狼
ぶちのめして、敵の事を詳しく聞き出すつもりだったのだが・・・

「待ってりゃ戻ってくるかも?」
安西の言葉に首をふる弐社
(襲った人数が複数いるのに、見張りも立てずにどっか行くとは思えねーな)

― 連中の狙いが不明だ

単なる子どもじみた嫌がらせなのか?

「ま、無事でよかったよ」
肩をすくめる弐社

結局、今回も相手はメットなどで顔を隠しており、特徴をつかむ事が出来なかったらしい

弐社はふと思い立ち
「今度の相手は単車に乗ってたんだよな?ナンバーとかは?」

「プレート付けてなかったっす・・・」

「あっそ」
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