黒衣の牙狼
「ユーシンさんに報告しないんですか?」
蘇我村がたずねる

「ん〜・・・そんな大ごとにならなかったし、明日伝えるよ」
夜空を見上げる弐社

「なら、今夜はユーシンさんは来ない?」

「ああ」
不思議そうに蘇我を見る
「それが?」

「いえ、聞いただけです」
蘇我は自分のバイクの方へ歩きだした

「キャムキャムに戻るか」
弐社が告げると、みんながエンジンを吹かし始める
「おっと、お前は俺が家まで送り届けてやるよ」
殴られ、まぶたを腫らした男に弐社が言った
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