黒衣の牙狼
「来ましたッ!西側に3台のバイクがッ!」
部下が駆け込んできた

「・・・3台?」
蘇我のチェスの駒を持った手が止まる
「生き残りでもいたのかな?・・・ま、不確定要素がある方が・・・」
ポーンを盤上に置き
「ゲームは楽しい」
ニヤリと笑った





「大丈夫なのか?」
バイクを降りたユーシンが竹虎を見る

「味方は多い方がいいだろ?」
ニカッと白い歯を見せる竹虎

月明かりの海面が、3人の姿を照らしている

「おいでなすった様だ」
弐社が前方を見据えた
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