黒衣の牙狼
「ふぁ・・・」
倉庫の搬入口に突っ立ったまま、佐藤はあくびをした
「あっちは騒がしいねぇ」

数ブロック先の、コンテナが立ち並ぶ辺りから怒声や悲鳴が聞こえてくる

「まさか第2部隊が出るとはな」
佐藤の隣に立つ鈴木が腕を組んだ
「たった3人に・・・」

「よっぽど強い奴らなんだろ。・・・見張りで良かったぜ」
佐藤はしゃがみながら携帯を見た

もう時刻は午前0時を回っている

「最近、早寝早起きだからキツいな」
あくびをかみ殺す
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