黒衣の牙狼
「あの声は・・・」
弐社が立ち上がる

「奈美だな。やっと来たか」
洋服のほこりを払いながら、竹虎がニヤリと笑った

「どういう事だ?」
弐社が眉をひそめる

危険だから奈美は連れてくるつもりはなかった

竹虎だってわかっているはずだが

「マクビーの先導を頼んだんだ」
コンテナに寄りかかる竹虎
さすがに疲れているのだろう
「仲間のTEL番を渡した」

「ほんとか!?」

「ああ。B埠頭って一口に言っても広いからな。あのコンビニを目印に案内を頼んだ」

コンテナの間を出る2人
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