黒衣の牙狼
右に火我と鏡也

左に白夜と蘇我が座っている

竹虎は蘇我を無視したまま、腰を下ろした

― 沈黙が辺りを包み込む

「あと2人か・・・」
竜崎がクチを開いた

「待つ必要はない」
蘇我は無表情のまま
「マクビーは解散。竹虎は追放だ・・・もちろんケジメはつけたうえで」

― ケジメとは、私刑(リンチ)を指す

「決まりは決まりだ。許したんじゃ、ラグナローズという巨大なチームの統制がきかなくなる」
チラリと鏡也を見た
「そう思うだろう?」

「・・・・・・・・・。」
無言の鏡也
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