黒衣の牙狼
「・・・実は友達に頼まれたんだ」
男は右手を差し出した
「火我といいます」

「はぁ・・・」
奈美が握手する

「俺の友達が君に、ひとめぼれしたみたいで」
火我がポケットから手紙を取り出し
「これを・・・」
奈美に手渡す

「ッ!!?」
硬直する奈美

― バキッ!!

咲子は、イカに刺さっていた串をヘシ折っていた



 
< 30 / 392 >

この作品をシェア

pagetop