黒衣の牙狼
都会の道は、深夜にも関わらず行き交う人々があとを絶たない

「なんだって???」
姫神は、外壁にもたれた状態で聞き返した

『だからですね・・・』
鏡也が話を繰り返す
『竹虎さん、ラグナローズを除名になりました』

「・・・おいおい」
ひきつる姫神
「除名って・・・幹部の1人である俺の意見も聞かずにか?」

『来ない方が悪いんじゃないですか』

「・・・・・・・・・。」

『でも、そんな深刻でもないんですよ?竜崎さんがうまくやってくれて』

「と、いうと?」

― 姫神は鏡也から、幹部会のあらましを聞いた
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