黒衣の牙狼
「タイマンだ。誰も手は出さねぇよ」
竹虎は、後から入ってきたユーシンに目を向けた
「よぉ、調子はどうだ?」

「普通だ。悪くても負けねぇよ」
バイクを中に入れると、ユーシンはビルを見上げた
「何階にいるんだ?」

「竜崎は6階だ。エレベーターは使えないから階段で行く」

「了〜解」

3人は視線を合わせ、軽くうなずき合うと、ビルの入り口から建物内に入った

懐中電灯で床を照らす

すでに何人もが通った痕跡がある

ラグナローズの連中だろう

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