黒衣の牙狼
通路を右に曲がると、非常階段と書かれた鉄製のドア

それを開け放ち、階段を登る3人

「2階に鏡也、4階に蘇我がいるはずだ」
竹虎がニヤリとしながら言った

「楽しそうだな」
苦笑する弐社
蘇我と決着をつけられるのが嬉しいんだろうと思った
(俺は・・・勝てるか?)
眉間にシワを寄せる

過去、いきなりだったとはいえ7幹部の白夜に破れた自分が、同じ7幹部に数えられている鏡也という男に勝てるかどうか

(・・・気を引き締めていかないとな)
弐社はこぶしを握りしめた
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