黒衣の牙狼
階段の踊り場につくと、2Fと書かれた扉があった

「行くぜ?」
竹虎が扉を開く

長い廊下が視界に入った

その中央に、懐中電灯を持った男が2人立っている

「あれか?」
チラリと竹虎を見る弐社

「いや、違う」

前方の2人が軽く頭を下げた
「こっちです」
1人が手招きする

案内役の様だ

言われるまま、後に続くユーシン、竹虎、弐社

最初に見えた廊下を途中で曲がる

と、前方にある部屋の窓が、オレンジ色の光で揺らめいていた

「おい!火事か!?」
竹虎が案内役にたずねる
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