黒衣の牙狼
「・・・わかった」
うなずくと、ユーシンは竹虎と共に部屋から出ていった

― 炎をはさみ、対峙する弐社と鏡也

(見た目で判断はしない。最初からブチかますッ!)
相手を見つめたまま、ジリジリと炎を迂回する弐社

「この戦いは、僕の本意ではないんですが・・・」
鏡也は息をつき
「竜崎さんの命令なので・・・でも出来るだけ早く決着をつけますから」
微妙な笑みを浮かべた

(???)
弐社は相手が何を言っているのかよくわからなかった
(ま、早くケリをつけるのは賛成だ)

見た目で判断するつもりはない

だが・・・
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