黒衣の牙狼
顔をしかめる竹虎
「それがそうでもないんだ」

「ふ〜ん。でも弐社なら勝てんだろ」

竹虎は目を細めた
「一発で勝つか負けるか。最初の一発でキメねぇとキツいかも」





(弱すぎじゃねぇか?)
倒れている鏡也を見つめたまま、弐社は考えていた
フックが完全に決まり過ぎた気がする
(油断してたのか?)

自分が白夜に倒された事は、同じ7幹部だから知っているだろう

だから・・・

「参ったな・・・」
ゆっくりと起きあがる鏡也
「強いじゃないですか。情報にミスがあったみたいですね」
< 362 / 392 >

この作品をシェア

pagetop