黒衣の牙狼
(・・・・・・こいつがラブレターの男だな)
ユーシンは、自分から目をそらさない火我を見て確信していた

「どうも。ユーシン君・・・だよね?」
相手が右手を差し出した
「火我っていいます」

「・・・・・・・・・。」
なぜ自分の名前を知っているのかわからないまま、ユーシンは握手をした
(・・・・・・・・・ッ!!?)

相手が自分の手をしめつける

すごい握力だ

(・・・・・・野郎)
ユーシンも右手に力を込める
(宣戦布告かよ)

固すぎる握手を交わしながら、ニヤリとする男達
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