泣き虫なあたし。
「だから、無理して兄貴忘れようとしなくても『それでも、私は、違う人間としてみたいの』
「お前…わかってねぇよ」
は…?
わかってたことじゃん。何言ってるの?
『華兎…?』
「お前が楽になるのなら、俺は兄貴になったっていいんだよっ」
『良くないよっ暁兎は暁兎。華兎は華兎だもんっ』
こんな風にケンカするはずじゃ…
「俺にはチャンスも無いのか!?俺じゃなくても、そんなんじゃお前一生恋もできねぇぞ?兄貴を解放させてやれよ」
『華兎には分からないじゃん』