踏切を越えれば
声がしたほうを見ると
橘くんだった。


橘くんは、阿部孝裕までとは言わないがモテる。


「えっと…何かな」

「ちょっと来てほしいんだけど」
呼ばれたので、橘くんの後を着いて行くことになった。


空き教室に入り
橘くんは私のほうを見ると
「あのさ、僕谷口さんが好きなんだ」
と、少し顔を赤くしていった。

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