踏切を越えれば
目覚めると放課後。
誰か起こしに来なかったの!?
という軽い疑問を抱きながら、
ベッドから降りてカーテンを
開けた。



「……………なんで」
そこにはソファーに座っている阿部孝裕がいた。

「鞄とコートとマフラー持ってきた」
確かに隣に私の鞄らしきモノがある。

「なっ、なんで阿部孝裕がもってきたの」
声が裏返るは、ありがとうは言えないし、可愛くないな私。


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