ホワイトデーまでの賭け(短編)

そんな生活がもう1ヵ月続いている。


そろそろ、身体も慣れてきた頃に偶然入ったスーパーのバレンタインコーナーが目に入ったのだった。



100円程度のものから、都内の有名パテシエが作ったと言うブランドものまで幅広くて置いてあり、幼い女の子から年配の女性まであれこれと悩む様子が伺えた。



茶色とピンクに彩られたPOPが並び、様々な形のチョコやそれに伴うプレゼント品が並ぶ。


「パンツまであるのか……」


俺はその中でもマンガのキャラクターや文字があるトランクスを見て苦笑いが出た。



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