妹なんていらない
3.憧れの先輩
「とりあえず、どうしたらいいのかな?」
登校途中、隣を歩く美波はそんなことを言った。
昨日の夜、徹夜まがいのことをした俺は、覚醒しきっていない頭で答えた。
「ふわぁ………で、何が?」
バシィ!
目覚まし、とばかりに美波の後ろ回し蹴りが俺の腰をとらえた。
いや、マジで痛い。
しゃれにならんくらい痛い。
こいつ、格闘技かなんかやってたのか?
俺は、ひりひり痛む腰を押さえながらそんなことを思った。
「だから、私はどうしたらいいのかって聞いてんの」
「どうしたらいいのかってお前…
何で俺がそんなこと…」
パキパキ、と拳を鳴らす美波。
てか、女の子がそんな物騒な音を鳴らさないでくれ。
登校途中、隣を歩く美波はそんなことを言った。
昨日の夜、徹夜まがいのことをした俺は、覚醒しきっていない頭で答えた。
「ふわぁ………で、何が?」
バシィ!
目覚まし、とばかりに美波の後ろ回し蹴りが俺の腰をとらえた。
いや、マジで痛い。
しゃれにならんくらい痛い。
こいつ、格闘技かなんかやってたのか?
俺は、ひりひり痛む腰を押さえながらそんなことを思った。
「だから、私はどうしたらいいのかって聞いてんの」
「どうしたらいいのかってお前…
何で俺がそんなこと…」
パキパキ、と拳を鳴らす美波。
てか、女の子がそんな物騒な音を鳴らさないでくれ。