愛シテル。
手強いライバル
「里耶何かええことあったん?」
和樹が聞いてきた。
「え?何でー?」
「顔ばりニヤけとーで?」
和樹もニヤけとーわ!
「別に〜!」
「朝からニヤけるとか、変態やなっ☆」
「うっさいわ!」
そう言って里耶は、和樹の肩をバシッと叩いた。
「いった!!」
「べーっ☆」
里耶はあっかんべーをして見せた。
「覚えとけや〜?」
<ピロリリ-ン♪>
えっ!?
『今日会える?』
尚からのメールやった。
『会う!!』
ドキドキが止まらん…。
めぇーっちゃ嬉しい!!
あーやばい…。
「由衣由衣由衣〜!」
「どーしたん!」
「尚から今日会える?ってメールきた!」
「よかったやん!」
「ほんまよかったぁ…。」
「頑張れよ〜!」
由衣は笑顔で言った。
「頑張る!」
━━━━━━
里耶は急いで駅に向かった。
駅が近づくごとに緊張が止まらん。
あー死にそう〜…。
「りーや!」
駅に着いたら尚がいた。
「尚〜!」
「今日まじであいとった?」
「余裕〜☆」