嫉妬
簡単に心を開かない君だから
どんなに深い関係だったかは
想像がつくの


私に出会う前の記憶なんか
無くなっちゃえばいいのに
そう願った夜もあったの


同じ笑顔で
名前を呼んで
同じ指で 体に触れて
同じ肌を重ねた


君には言わない
君には言えない

心の奥の醜い嫉妬


彼女の話をしたとき
一瞬曇った顔も見抜いたの

『忘れてないの?』
『私と彼女、どっちのほうが好きなの?』
答えを知ることが怖くて
一生聞かない
一生聞けない

過去は消えるものではない解っているけれど
渦巻く気持ちは消えないの

君を想えば想うほど
いつかの彼女に嫉妬するの
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