記憶
あたしはあの子のように
素直に笑えなかった


あの子のように
『一緒にあそぼ』が言えなかった

あの子みたいに泣けないし感情を表にも出せない

だから一人でいた
一人のほうが楽だった


でも
愛してほしいって
認めてほしいって
叫んでた

寂しさを隠すために
いつしか表情がなくなった

その手に包まれて眠りたかった
あたしだけの暖かい手を
求めて


今も
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