LIFE IS MONEY…
もしかして…



「覚えてないの?」



リクを見下ろしそう言ったアタシに



「ごめん。俺…また…本当にごめん…」



震えながら謝るその姿を見てると不憫になる。



「リク?」



しゃがみ込み目線の高さを合わせ、リクに声をかけるが、震えてるだけで返事はない。



「リク。返事して」




「………」




「リク?」




「ん…」
< 145 / 190 >

この作品をシェア

pagetop