LIFE IS MONEY…
ベッドに入ってもリクの震えは収まらず…
優しく、背中を摩ってあげてるとリクは寝息をたてはじめ、震えも止まった。



もちろん、アタシは眠る事なんて出来るはずもなく。

…―本当は、リクの顔も見たくなかった。暴力を振るわれた事なんてなかったし、リクが怖くて仕方がなかった。
だけど……


震えるリク。
泣きそうなリク。
覚えてないと言うリク。


そんなリクをほっとく事なんて出来なかった。
逃げ出す事なんて出来なかった。



でも…
覚えてないのは何故?
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