LIFE IS MONEY…
それからもたわいもない話をして、アタシ達は店を出た。




「ご馳走様でした」



会計はもちろんリクが払ってくれ、頭を下げそういうアタシに




「どういたしまして」





財布をスーツの内ポケットにしまいながら言った。




「送って行くよ」




そう言って、指さした先には一台のベンツ。




「いや、歩いて帰るんで大丈夫です」




「夜道、女の子一人は危ないから」




「ご馳走になったうえ、送って貰うなんて…」




「いいから」





腕を捕まれて、後部席に押し込まれ
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