LIFE IS MONEY…
「あの…」




そう呟いたアタシにリクは視線だけを向け




「ん?」




「もしかして運転手さん、ずっと待ってたんですか?」



もしそうだとしたら、かなり迷惑な話だ。



「いや、さっき呼んだんだよ」



そう言って、ポケットからスターターみたいな物を出し




「これ押したら、迎えにくる」





「へぇ」




さすが金持ち。
凡人のアタシには理解出来ない世界だ。
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