LIFE IS MONEY…
「………」



驚きと期待でテンパってるアタシに




「駄目?」




腕を掴む力が少し強まり





「いい…ですよ…」




「よかった」


そう言うリクはなんだかほっとした顔で。
赤外線で番号とアドレスを交換し、もう一度お礼を言いドアを閉めた。




動き出した車の窓からリクが顔を出し




「連絡する」




そう言った声が暗闇に響きまたアタシの心臓が暴れ出した。
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