LIFE IS MONEY…
「あ、いや、俺の方こそごめん…」



俯き謝るアタシを、リクは優しく抱きしめ呟く。
その声は、ひどく寂しそうで…




「アタシにはリクしかいないから。心配しないで」




「怒鳴ってごめん」




「大丈夫」




背中を摩りながら、呟くアタシの声に




「ごめん」





リクは震えた口で、`ごめん´しか言わなかった。
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