LIFE IS MONEY…
ボーッとする頭を抱えながら、起き上がり隣を見ると幸せそうに眠るリクの寝顔。綺麗な肌…長いまつげ…整った眉。
大人の色気すら感じるこの人が、アタシの彼氏なんて…やっぱり自慢したくなるよ。



オデコに軽くキスをして、ベッドから出ようとするアタシに




「…チエ?」




かすれた声が聞こえ振り向くと、目をこすり眠そうなリク。




「ん?」




「何処行くの?」




「顔洗いに…」




「今何時?」




「六時半だよ」





「そっか」





「アタシ、一回帰るね。着替えと化粧しなきゃだめだし」
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