会いたいよ…
気付いた時には
思いっきり
手を振り払った後だった。

あなた誰?
見慣れない顔に
躊躇する私…。


穏やかな日常に
荒波をたてた声。
許可なく私の
ネームプレートに
手を伸ばし、
手の主の顔にまで
引き上げられていた。


でも何より…
機械的な声音に
自分でも内心
驚いた。


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