会いたいよ…
「鈴木小百合と
 申し上げます。
 至らない点も
 多々あるかと
 思いますが、
 よろしく
 ご指導ください。」


私は宮本先輩と
顔を見合わせていた。

ここ1年では珍しい
まともな挨拶。
でも、残念なことに
この時私の心には
なんだか不吉な
風が流れていて、
とてもとても
真面目に
聞いていられる
余裕はなかった。


あの男は…


< 18 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop