赤の疾風


そして、邪鏡の告げた言葉は、



【教える代わりに、条件がござるが。】



…萬天の焦りを、更に増長させるのだった。



【我らの要求を飲み、再び天狗の仲間となるならば、娘の居所を教えよう。


……もし断るなら、娘の居所は教えませぬ。
しかし、二度と我らは萬天様の命を狙わぬと誓いましょうぞ。】



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