机の上の、赤い糸
いつも最後の授業がおわるとぱたぱたと急いで足を慣らし、あたしのクラス、2ー1に来て仲のいい男子と楽しそうにじゃれていた君。
いつも、大きな声ではなしているからあたしにも聞こえる声。
好きになる前まではわからなかったけれど、
いつのまにか君の笑い声はあたしにとって
元気の源だったんだ。
見ているだけで元気がもらえる。
冬の寒い日でも君がいれば
小春日和みたいにぱっと明るくなって、
あたしの心を優しく照らすの。