星恋歌
♪再会♪
「あ!恋菜ッ!?久し振りぃ☆」
「羽流ッ!髪切ったの!?めっちゃ似合ってるよッ♪」
「ありがとぉ♪……実は彼氏できたんだぁ☆」
照れたように笑う羽流。
「……マヂでぇッ!?」
「ぅんッ☆ラブラブだよん♪♪」
「……そっかぁ。いいねぇッ☆」
「……恋菜はぁ?」
「…まだだよぉ☆」
「もったいなぁい!!そんなにカワイイのにッ」
「エヘヘッ☆ありがと♪まだ彼氏は作んないよ。」
そんな話をしながら、私と羽流は同窓会の場所に向かっていた。
―――ガチャ
「あッ!羽流と恋菜ッ☆久し振りッ♪」
その声で、
もう小学生時代に戻っていた。
「あッ!このワンピ春の新作ぢゃんッ☆いいなぁ…」
宇深【うみ】が羨ましそうに言う。
「奮発したよぉ☆」
私はニコッと笑いかける。
………ちなみに、
私の目はアイツの姿を探していた。
………あれ?
まだ来てないのかなぁ?
椋介の姿は、まだ見えなかった。