星恋歌
店員が去ると、一番聞きたいコトを口にした。
「…………あのさぁ…………椋介って、REINっていうグループに入ってるよね?」
「………そうだょ。」
「……カッ……かっこよくなったよねッ…」
私は、少し照れ気味に言った。
「……恋菜も、可愛くなったよなッ。」
………………えッ?
椋介の顔を見ると、少し赤くなっていた。
…………ぅ……わぁ…
『カワイイ』だって!!
私の顔は、ニヤけずにはいられなかった。
「……そぉいえばさぁ。歌、作ってる??」
「うんッ!もちろん♪」
「…マヂッ?じゃあ、今度見せてくれよ!………………あ、俺のメアド知らなかったっけ?」
「……う、うんッ」
椋介がケータイを出した。
「じゃあ、メアド送るから。ケータイ出して。赤外線でやるから。」
………えぇッ!!
私は慌ててケータイを出して、赤外線設定にした。
そして、椋介のケータイと私のケータイがくっつく。
……ドキッ……ドキッ…
「よし!完了♪じゃあ、ヒマな時メールくれよ!」
「ぅんッ!!!」
私は、嬉しすぎてケータイを抱き締めた。
………夢みたいだよぉ
私は、この幸せにゆっくり浸っていた。