星恋歌
「ふーん…。つきあってないんだぁ…。」
悠琉君は微笑すると、私を見た。
………??
「じゃあ、恋菜ちゃんのコトもらっちゃおうかなぁ♪♪」
「…?!」
アイスティーを吹き出しそうになるの、本日2度目。
「な、何言って……」
「いいんじゃん?」
………………へ??
「お似合いだよ。お前ら。」
椋介が軽く笑う。
…………なんで…??
…なんで、そんなコト言うの??
私と悠琉君がつきあっても良いの??
「……カ」
「え?」
「椋介のバカァッ!!!」
私は勢いよく席を立つと、そのまま店をでた。
……ひどいよぉ……
私の瞳からは次々と涙が零れる。
私は、人通りの多い商店街を抜けると、
そのまましゃがみ込んだ。