星恋歌
♪夢と現実♪
『今日のゲストは、最近注目を浴びているREINの3人でーすッ』
「きゃあぁあぁ!!!」
女の子達の黄色い歓声。
「どーもッ☆REINです!」
椋介が爽やかな笑顔を振りまいている。
「今回は2ndシングルを出すというコトですが…」
トークは順調。
「では、歌の準備に入って下さい!」
「はぁい。」
「……では、REINで『star』です。」
~♪~~♪~
…あ……
また私の曲……
椋介が歌い出す。
君を想う俺の気持ち
誰よりも強く
揺るがないこの気持ち
何にも負けない
この輝きは
あの名もない星の
輝きなんだ
届かなくていい
ただ、君を想って
いたいだけだよ…
「相変わらず、良い声…」
私は、椋介の歌に合わせてハモるのが日課になっていた。
椋介が出ているテレビ番組があれば、即録画。
何回も再生してハモる。
それが、何よりも楽しかった。