星恋歌

♪夢と現実♪





『今日のゲストは、最近注目を浴びているREINの3人でーすッ』



「きゃあぁあぁ!!!」

女の子達の黄色い歓声。




「どーもッ☆REINです!」


椋介が爽やかな笑顔を振りまいている。





「今回は2ndシングルを出すというコトですが…」

トークは順調。











「では、歌の準備に入って下さい!」


「はぁい。」








「……では、REINで『star』です。」













~♪~~♪~





…あ……


また私の曲……







椋介が歌い出す。
















君を想う俺の気持ち

誰よりも強く

揺るがないこの気持ち

何にも負けない

この輝きは

あの名もない星の

輝きなんだ

届かなくていい

ただ、君を想って

いたいだけだよ…








「相変わらず、良い声…」




私は、椋介の歌に合わせてハモるのが日課になっていた。





椋介が出ているテレビ番組があれば、即録画。





何回も再生してハモる。




それが、何よりも楽しかった。














< 21 / 44 >

この作品をシェア

pagetop