星恋歌
「ゴメン…泣いたりして……」
『ううん。いいのよ。少しは気分が落ち着いたかしら?』
「ぅん…だいぶね」
『そぅ…。あ、じゃあお母さんは一回家に帰るわね。』
「分かった。もう少し寝てるよ」
お母さんは、私の笑顔を見届けると安心して帰った。
………カチ。
暇つぶしにケータイを開く。
椋介に…このコト言おうかな……
……少しでも心配してくれたら…
私は、もう幸せすぎて死んでしまうだろうな…
そんなコトを思いながら、メールを打った。
――――ピッ
『送信しました』
――――パタン。
ケータイを閉じて、
握り締めた。
「椋…介ぇ………」
逢いたい………