星恋歌
―――♪~♪~~
「…??」
誰から…?
「はい。もしも…」
『恋菜ッ?!』
「あ。椋介!!」
『メール見たよ!お前、生きてるか?!』
「あはは!大袈裟だなぁ!!生きてるよ~♪」
『……そっ…か…。良かったぁ……』
「心配してくれた…の…?」
『当たり前だろ!!』
―――え!!
心配…してくれた……
私の瞳から涙が零れる。
「ありが…とぉ…」
『何?!お前、泣いてんの!!?』
椋介の驚く声。
「ち、違うよッ!」
強がる私。
『ウソつけ!強がるなよッ!!』
……え…?
「なんで……」
なんでそんなに…
優しいの……??
冷たくされれば
諦められるのに………
私の瞳からは、ますます涙が零れる。
『待ってろよ!今行くから!!』
「…え?でも撮影は?」
『知るかそんなもん!』
「…へ?でも……」
―――ブツッ。
「……あ…」
電話が切れた。
仕事…あるのに………
少しは…
『期待』しても良いよね?