もう一度 笑って
そうだった
朝倉に言われて
鞄を持ってきて
それきりずっと
智世の鞄を抱きしめていたんだ
「あ、うん
これ取りにきたの?」
「まあね
あと大輔の鞄も」
「朝倉のも?」
海が朝倉の机に向かった
「大丈夫?」
朝倉の鞄を手に持った海が
あたしの顔を見た
あたしは立ち上がると
海の近くに寄った
智世の鞄を渡すために
「たぶん」
「そっか
病院、行ってみる?」
海の言葉に
あたしは驚いた
あたしが行っていいの?
あたしみたいなのが行っても…
「大輔が待ってるよ」
「は?」
あたしは首を傾げた
海は床に落ちていた紙を
拾った
L判の写真で
あたしの寝顔だった
えっ?
あたしの顔が真っ赤になった
落ちていた写真が
下着姿じゃなくて良かった
朝倉が落としたのだろう
あたしを脅すために持ち歩いていた写真のうちの一枚を
朝倉に言われて
鞄を持ってきて
それきりずっと
智世の鞄を抱きしめていたんだ
「あ、うん
これ取りにきたの?」
「まあね
あと大輔の鞄も」
「朝倉のも?」
海が朝倉の机に向かった
「大丈夫?」
朝倉の鞄を手に持った海が
あたしの顔を見た
あたしは立ち上がると
海の近くに寄った
智世の鞄を渡すために
「たぶん」
「そっか
病院、行ってみる?」
海の言葉に
あたしは驚いた
あたしが行っていいの?
あたしみたいなのが行っても…
「大輔が待ってるよ」
「は?」
あたしは首を傾げた
海は床に落ちていた紙を
拾った
L判の写真で
あたしの寝顔だった
えっ?
あたしの顔が真っ赤になった
落ちていた写真が
下着姿じゃなくて良かった
朝倉が落としたのだろう
あたしを脅すために持ち歩いていた写真のうちの一枚を