もう一度 笑って
朝倉の唇だけが動いて



海に要件を伝える





あたしには朝倉が
海に何て言ったのか



すぐにわかった









朝倉の肩ごしに見えた海は
嬉しそうに頷くと

海の視線の先にむかって
走り出した
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