年上彼氏は看護師さん
俺は拒み切れずに美沙を抱いた。



美沙は俺の腕の中で眠っている。



美沙の様子がおかしくなったのは、



ここ最近のように思う。



生まれたばかりの朝里を美沙は可愛がっていた。



自分の子供だと思って育てる。



そう言っていたのに、朝里が二才過ぎた頃からおかしな事を言うようになった。


美沙に何があったのか?



須藤公美の事は誰に聞いた?



俺たちは朝里の両親の事は何も知らない。



嫌聞かされてない。



病院側も何も知らない方が良いと言っていた。



誰がなんの為に美沙に、その事を話したんだろうか?


今の美沙にそんな事聞いても無駄だろうけど。



どんなに考えも結論は出ない。



今は美沙を精神科に連れて行く方が先だ。



次の朝、実家の母に早めに朝里を迎えに来てもらう事にした。



美沙の母親にも電話で話した。



美沙の母親も、近頃美沙が電話でおかしな事ばかり言っていたと言った。







< 101 / 213 >

この作品をシェア

pagetop