年上彼氏は看護師さん
だって小学校の頃、クラスのみんなに、



顔が気持ち悪いとか、大女とか言われた。



それでも我慢した。



たけど昼休みにみんなで遊ぶ時仲間外れにされた時は辛かった。



こっちに来るなとかあっちに行けとか。



たけど一杯我慢した。



パパに心配掛けたくなかかったから。



もう涙が止まらなかった。


あの頃が甦って来て体が震えた。



研吾君が優しく私を抱き締めた。



『朝里ちゃんごめんやな事思い出させて。



これからは僕が朝里ちゃん助けるから、何でも話してほしい。』



パパ以外に初めて安心出来た優しい腕の中だった。



『朝里ちゃん退院したら、週1でもいいから、話しにおいで。



学校が終わってからでいいからさ。



あ、そうだ朝里ちゃん携帯持ってる?』



「今は持ってないけど病室にあるよ。」



『じゃこれ僕の携帯の番号とアドレスだから、登録しと置いて!



何かあったらここに連絡してほしい。』



そう言って、携帯の番号とアドレスが書いてある紙を渡された。







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