年上彼氏は看護師さん
昼休みには同じ学食で、真人と博史と会う。



今日も先に席を取っていた私たちの所に二人が来た。


二人ともかなりのイケメンだから、



みんなの注目の的。



『沙織なんか剥れてない?腹減りすぎて怒ってんの。』



博史が沙織のぽっぺを突っついた。



「違うてば、見てみ周りの女子が博史と真人の事見てるんだから。」



博史がため息を漏らす。



『沙織何いってんだか、なら男子見てみろ、沙織と朝里ばっか見てるぞ。』



嘘?



沙織が周りを見渡す。



「ねぇ、朝里気付いてた?」


私は笑って誤魔化す。



『朝里高校へ入って何人に告られた? 』



真人が私を見た。



嘘は言えないから、「多分6人かな?」



『ブーブー、俺が知ってる限りではその倍だな。』



さらりと言う真人。



「朝里本当? 」



う、うもう聞かないでよぉ。



「真人心配じゃないの? 」


『心配じゃないとは言えねぇけど、


朝里の親父に勝てる奴は俺ぐらいしかいねぇし。』




そうなんだよね。



真人でなきゃ絶対無理。







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