年上彼氏は看護師さん

退院しても

私は次の日に退院する事になった。



入院していたのは一週間だったけど、



病室のみんなとは凄く仲良しになり、



杏奈ちゃんと亜衣ちゃんと、アドレスの交換をした。


あまり友達がいない私は嬉しかった。



パパの都合で夕方の退院になった私は、



お世話になった高城先生と、看護師さんたちに挨拶をしに行った。



高城先生はお休みでいなかった。



後看護師の薫さん。



とっても優しいお姉さんって感じ。



年齢は秘密らしい、でもバツ1で女の子がいるんだって。



いつも写真を持ち歩いて私に見せてくれた。



最後に研吾君の所に行くことにした。



研吾君は休憩中で三階の喫茶室にいた。



私が喫茶室に入って行くと手招きをする。



『朝里ちゃんおいで、ジュース何がいい? 』



え、私ですか?



「じゃリンゴジュースで。」


『やっぱ子供だな。』



「はい、まだ13ですから。」


『え、じゃ俺と10才違うの。俺オジサンじゃんね。』


「まあ、そう言う事になりますね(笑)。」



『良かった元気になって。』


でも私は嬉しくなかった。




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